
目の前にあるのは、数枚のカードだけ
画面の下には行動カードが数枚。場所が変われば、顔ぶれも変わる。寝室なら眠れるし、キッチンなら戸棚をあされるし、廟なら擲筊(てきこう)ができる。あなたが決めるのは、次のひとまとまりの時間を何に使うか、それだけだ。
引き出しをひとつ開けるのと、十階分の階段を降りきるのは、同じ用事ではない。停電しているので、エレベーターは動かない。同じ道のりでも、年を取った身体は若い身体より時間がかかり、立っているのもやっとのときは、さらにかかる。
時間は、このゲームで本当に足りない唯一のものだ。身体はあなたを待ってくれない。





